2011/01/26

しっぽ、はえてますか?

acousticshoesのスタッフは現在2名、

スタッフHは着々と準備を進める中、

私kの本格始動は今年に入ってから、、、

という状況の中、展示会も迫る日々、

工房での時間の多くをHと過ごし、

同棲しているような錯覚を起こし始めて

気が付いたこと、

身内の話でなんなんですが、Hは常に物事の少し先を見て

動くことのできる人なのです。

そしてそれは靴作りにおいても

とても重要な事なんじゃないかと思うのです。



出来上がりのイメージが先にあることはもちろん、

今している工程の少し先につながることをイメージして

今の作業を進めて行くことで

平面が立体に、次につながる線になって

一つのものになってゆく。。。



そうなのです、そうなのです、、、が!、

わたしは今日またしても

視界=今見てるものだけ!をやってしまいました。



紐靴のオーソドックスな形、ダービーは

羽の部分を平面のパターンで見ると犬のような形に見えます。

木型に吸い付くようにかかとはきっちりと決められたラインを

描かなければなりませんが、実際に裁断する際には

かかと上部に補強の為の小さなパーツを付けなければなりません。

そして、そのパーツは犬のしっぽのように見えます。

通称、ドッグテイル。

裁断しました。

しっぽ抜きで。



やり直しました。

しっぽ付きで。



とほほほほ。。。。



牛(=革)にも犬にも無駄骨を折らせて、、、

もっと視界を広く作業をするべし!

Hは言った。

「しっぽが無いよ~」



犬にはしっぽが生えている、、、

犬にはしっぽが生えている、、、

この言葉を唱えて今日は眠ります。

K

http://www.benchmade.jp/acousticshoes/index.html

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